新しい時計のコンセプトモデルの本体。半円形に対して斜めに線が入り、左側が緑色の樹脂、右側及び円周部が梨地のアルミの仕上げ。

natural clock

2020
  • 「そろそろかな」を伝える、新しい時計のかたち
  • 人の感覚に寄り添う、自然な時間概念を生み出す
床置きされた本体を上から見た写真。
静止している塊が不安定に傾き始める。釣り合いが取れた時、重力に引かれるように転がり元通りに静止する。そして、再びまた傾き始める——この周期運動は、その人のある予定に与えられた時間に紐付く。ふとした気配で、あとどれくらいの時間があるのかを知らせる。
一日の中での時刻が知りたいときは、外の空気に触れ、空を眺める。そうして、メタ的に書き換えられた空間の意味は本来の姿に戻り、私たちの身体感覚はもう一度自然と結びつく。

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